バイドゥの自動運転車が事故に巻き込まれる

2022/06/9 12:12

6月8日、中国の某ネットユーザーが、バイドゥ(百度)の無人運転試験車両が衝突した際の写真を投稿し、車両の左後部がひどくつぶれているのが確認された。車両に書かれた「BJHAI」の文字は、「北京市ハイレベル自動運転実証エリア」の印だ。また、本件に詳しい関係者によると、5月上旬に発生したこの事故は、後方車両に全ての責任がある追突事故で、自動運転とは関係がない。

最近、バイドゥの無人運転試験車両が追突される様子をネットユーザーが撮影したことを受けて、バイドゥは8日、ネット上に出回った自動運転試験車両が追突された写真は、5月上旬に北京経済開発区で試験車両が正常な運転状態でトラックに追突されたことによる交通事故だと回答した。

バイドゥは、「事故が発生し、公安機関交通管理部門は、法律に従って現場調査、証拠収集などの作業を行い、この事故は、トラックが前方車両との安全な車間距離を十分に確保せず、急ブレーキをかけたという違法行為によって引き起こされたものであり、トラックの運転手に事故の全責任があると認定された」と述べた。

2022年第1四半期時点で、バイドゥの自動運転車両は中国国内8都市で走行し、合計19万6,000回の乗車サービスを提供している。 2025年には65都市、2030年には100都市に拡大すると予想される。

(中国経済新聞)