5月下旬から経済活動の再開が進んでいる中国で、炭酸リチウムの価格が再び上昇傾向にある。これを受け、新エネルギー関連の各企業が、今年に入ってから事業を川上側に拡大する動きを見せており、60社以上がリチウム電池市場への投資計画を発表している。
6月に入ってから相次ぎ発表されている新興の新エネ車メーカーの5月の売上高を見ると、原料価格が高止まりしている中で、軒並み前月比2倍以上の伸びを記録している。これに政府による補助金も追い風となって、今年後半は新エネ車が地方都市に一段と普及し、売り上げがさらに伸びていくものと見られている。
（中国経済新聞）