フォードCEO「中国EVメーカーへの評価が低すぎ」

2022/06/4 08:00

アメリカの自動車メーカー・フォードのCEOである Farley氏は6月1日、アライアンス・バーンスタイン(Alliance Bernstein)第38回年間戦略決定会議で、中国の電気自動車(EV)メーカーへの「評価が低すぎ」とし、中国はこれからさらに重要になると表明した。

EVへの転換をはかっているファーリー氏は、競争の激しいこの分野に「大きな変化」が発生するだろうと述べた。

ファーリー氏は、「新たなEVメーカーはおそらくよりシンプルになる。中国企業が一段と重要になると言いたい」と言った。

ファーリー氏は、多くのEVメーカーが市場規模を求めながら、投入する資本や見積もりは適切とは言えない、と見ている。ただし中国企業については違うという。

ファーリー氏は中国のEVメーカーについて、「2.5万ドルの中国製EVは、素材がおそらく世界最高のものだろう。ずいぶん評価が低いと思われる」と述べた。

さらに「従来の大手メーカー同士での統合は行き詰まっており、小さなメーカーも苦境に置かれる。間もなく再編の時期が来る。こうなると、新手の中国勢にとって追い風になる」と述べている。

(中国経済新聞)