テンセント、第一四半期は利益51%減

2022/05/19 19:23

テンセントは5月18日、2022年第一四半期の決算を発表した。売上高は前年同期よりわずか0.12%増えて1354億元(約2兆5731億円)、一方で利益は51%マイナスの234億元(約4447億円)であった。

利益が落ち込んだ理由について、海外でコロナが収まり、オンラインの時間が減ってゲーム会社の売上が落ち、一部で赤字も発生していること、また京東の株を手放したことを挙げている。

合弁会社の赤字額は63億元近くに達し、前年同期の4倍に拡大している。

また、中国国内で未成年者のゲーム利用割合が73%下がり、全体のわずか1.5%となった。 3月末現在、ウィーチャット(WeChat)の月間利用者数は3.8%増の12.883億人、QQは同じく7%減の5.638億人であった。ウィーチャットについては、ユーザー数が膨大であることから、動画によるライブ配信など商業的サービスの実施を目指している。配信サービスの実施により、SNSの収入が1%、金額にして291億元増える。ただし、配信時の投げ銭行為に対する規制が強化されており、音楽やゲームでの収入が大幅に減っている。

(中国経済新聞)