復旦大学、ノーベル経済学賞受賞者のジャン・ティロール氏を招聘

2023/05/25 19:19

中国の復旦大学は5月23日、2014年ノーベル経済学賞受賞者であるフランスのトゥールーズ経済研究所のジャン・ティロール(Jean Tirole)教授を迎え入れ、同大学の人文系ベテラン教授で経済学部長の張軍氏とともに「復旦・トゥールーズイノベーションデジタル経済研究院」(FT-RIDE)学術委員会の代表に着任させた。

復旦大学で2013年の化学賞受賞者であるマイケル・レビット(Micheal Levitt)氏に次ぐ2人目のノーベル賞受賞者となるティロール教授は、「百科事典式の天才経済学者」と言われ、マクロ経済学、産業組織理論、ゲーム理論、動機付け理論、イノベーション・知的財産権、コーポレート・ファイナンス、さらには心理学や行動経済学など、近代経済学のほぼ全分野で多大な貢献を果たしている。

FT-RIDEは復旦大学とトゥールーズ経済研究所が共同で設立した研究機関で、復旦大学経済学部の創設100周年となった2022年11月にフランスのトゥールーズ市に開所し、経済学に関する世界的な大学となっている。トゥールーズ経済研究所と協力して、ティロール教授など著名な経済学者を招いて、復旦大学およびその二つの優れた学科の成長を支えていく。

(中国経済新聞)