「国際博物館の日」を記念して、5月18日は中国各地の博物館が入館料無料に

2023/05/18 17:35

毎年5月18日は「国際博物館の日(International Museum Day: IMD)」とされ、1977年に、博物館が社会に果たす役割を広く知ってもらおうとICOM(国際博物館会議)によって制定された。当日は、世界中の博物館で無料入館やイベントなど様々な記念行事が開催され、毎年多くの人が博物館を訪れるきっかけを作っている。

中国でも「国際博物館の日」を記念して、18日は多くの博物館で入館料が無料になる。

上海市では、上海博物館、上海中国航海博物館、上海汽車博物館、上海孫中山故居記念館、上海宋慶齢記念館、上海市歴史博物館、上海工芸美術博物館、上海天文博物館などで入館料が無料となり、上海自然博物館、上海映画博物館でも入館料が半額となるなど125の博物館で入場料が無料もしくは半額となる。そのうち、上海博物館は18日、同博物館で最大規模となる特別展「上海博物館が所蔵する宋・元時代の古籍展」を開催する。

四川省では、金沙遺跡博物館、成都武侯祠博物館、杜甫草堂博物館が入館料を無料にすると発表している。また四川省博物館、成都博物館、成都武侯祠博物館では当日、大学教授を招いて講演会を開催するとしている。

北京では、白塔寺、北京石刻芸術博物館、北京地層博物館、中国紫檀博物館、大鐘寺古鐘博物館、首都博物館、中国鉄道博物館など30の博物館で入館料が無料となる。また5月1日から31日までの1ヶ月間は「市民のための博物館活動」として、市内で開催されている300の展覧会を紹介し、毎日1万枚の博物館無料チケットが配布される。5月1日より、毎日10時、14時、18時に「北京博物館」アプリで2日前までのチケットを申し込むことができる。

(中国経済新聞)