中国映画界、5月連休中の興収は15.19億元で過去3位 地域別トップは上海

2023/05/7 20:17

中国の映画分析アプリ「灯塔専業版」によると、2023年5月の大型連休中(4月29日-5月3日)の興行収入は15.2億元(約296億円)で、観客数はのべ3765万人、上映回数はのべ229.8万回であった。

過去の5月連休中の興収を見ると、2021年が16.74億元(約326億円)、2019年が15.27億元(約298億円)で、今年はこれに次ぎ過去3番目であった。なお2018年は10.06億元(約196億円)、2017年は7.84億元(約153億円)、2016年は6.5億元(約127億円)であった。

今年の興収上位5作品を見ると、順に「人生路不熟」(God speed)が5.13億元(約100億円)、「長空之王」(BORN TO FLY)が4.66億元(約90.9億円)、「這麼多年(All These years)」が1.74億元(約33.9億円)、「スラムダンク」が1.49億元(29.1億円)、「検察風雲」が4745万(約9.26億円)となっている。

易小星(Yi Xiaoxing)がメガホンを執り、周運海(Zhou Yunhai)、姜坤(Jiang Kun)、侯錦涛(Hou Jintao)、王超然(Wang Chaoran)、辛明嫣(Xin Mingyan)が台本を手掛け、チャオ・シャン、ファン・チェンチェンらがキャストとなった「人生路不熟」は、4人家族が不意に始めたトラックでの笑いと涙の旅を描いたものである。

監督・劉暁世(Liu Xiaoshi)、脚本・劉暁世、桂冠(Gui Guan)で、ワン・イーボー、フー・ジュン、ユー・シーらに加えてチョウ・ドンユイが特別出演する「長空之王」は、レイ・ユーなどのパイロットが厳しい選抜を経て新たな試験飛行員となり、チャン・ティン隊長とともに最新型戦闘機を操縦する中で、マシンやわが身の限界への挑戦を繰り返して成長する物語である。

「這麼多年」は季竹青が監督、チャン・シンチョン 、スン・チエンらが出演するラブストーリーで、作家・八月長安の「振華中学」シリーズにおける同名の小説を映画化したものである。

(中国経済新聞)