動画サイト「ビリビリ」、2022年は1449億円の赤字

2023/04/1 20:29

中国で人気の動画サイト「ビリビリ」は3月30日、2022年12月31日時点での業績を発表し、2022年の売上高は219億元(約4230億円)で、前年の194億元(約3747億円)から13.0%増えた。また株主帰属の赤字額は75億元(約1449億円)で、前年の68億元(約1313億円)から10.4%拡大している。

年間の売上高を事業内容別に見ると、スマホゲームが前年の51億元(約985億円)から微減し50億元(約966億円)、オプションサービスが前年比25.7%増の87億元(約1680億円)、広告が12.0%増の51億元(約985億円)、Eコマースその他が9.2%増の31億元(約599億円)であった。

また2022年の営業費用は前年比17.7%増の180億元(約3477億円)で、売上見合い費用(営業費用のかなりの割合を占める)が17.9%増の91億元(約1758億円)であった。

またアクティブユーザー数について、1日平均では前年の6680万人から8650万に増え、月間平均では同じく2.498億人から3.145億に、月間の有料ユーザー数は2240万人から2780万人に増えている。

アクティブユーザーの1日のスマホアプリ利用時間は94分間で、これにより全体の利用時間が前年比で46.7%増えている。

ビリビリは2023年の取り組みについて、商業化を進めて支出を抑えるほか、日々のユーザー数の増加に向けて引き続きユーザーの質に注意し、また月間ユーザー数における日々のユーザー割合を拡大する。2023年は粗利率の向上と赤字の縮小を果たす予定という。

(中国経済新聞)